この道の果てまで

山下忠彦

シンガーソングライター、俳優、ラジオパーソナリティとしてご活躍中の山下忠彦氏の、コラム『この道の果てまで』『山下忠彦LIVE!太陽にあたる場所』FM845毎週月曜日13:00〜。『夕暮れエンタテイメント』FMハイホー81.4毎週火曜日18:00〜。『奈良町チャンネル』奈良どっとFM78.4毎週水曜日21:00〜。『ちさとシアター』隔週木曜日18:00〜。ONAIR中。

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「秋の夜長の屁理屈?」

第98回

2014.10.15更新

人は見た目で判断しては駄目と

良く聞きますが

自分でもそう教えられ

そう思って来ました



果たしてそうなのか?



例えば

パンチパーマあてて

サングラス掛けて

肩で風切って歩いている人がいるとする



周りで見ている人達は

あの人、きっとこれだわ

と、

ほっぺたに指で斜めに線をひきながら

言うでしょう。



言われた方は

なんじゃいわれ~!!!

人を見た目で判断すな~われぃ!!!





凄む人もいるでしょう。



でも

言われて仕方無い格好をしてると

思うんです。



多分

言われた方も

そう思われたいから

そう言う格好をしてる人達も

いるんです。



俺は怖いんだぜ~

俺は強いんだぜ~

俺はそっちの人間なんだぜ~ぃ

だから俺をそお言う目で見てくれよ~

ってな感じの人もいます。



髪の毛の長い男性で

パンタロンやラッパズボンを履いていれば(例えが古い!)

昔ならフォークシンガー

ぴちぴちの皮パンや鋲の付いた皮ジャンなどを着ていれば

ヘビーメタルかハードロッカーなどの
売れないバンドマンでしょう。



本人達もその格好が好きで

憧れのアーティストや人を真似たり

近づけるように

それが格好いいと思い

そのスタイルを選び

ファッションを楽しんでもいるんでしょう。



自分も昔からそうでした。

ハードロックが好きで

髪の毛もロン毛



ぴちぴっちのジーンズ履いて

似合う似合わないは別として

そう思われたくて、そんな格好をしていました。



でも若い頃ならともかく

ずっと一時はええ歳こいて金髪に近い茶髪やったもんで

ちゃらちゃらしたいつまでも落ち着きの無い

遊び人のカリスマ美容師かホストかっ!

って

真面目にホストをしている人に失礼ですが

あまり良い意味では無く

悪い意味で見られてたりしてました。



自分は自分

自分の好みがこうだから

仕方ないじゃん!!!

生き方は変えられないジャン!!!



って言ってたかわ定かでないですが

変えるつもりも無く

生きて来ました。



まあそれは別として

その人が普段どんな物を好み

どんな趣味があるかで判断してしまいがち。



でも中にはそんな訳じゃないのに

ただ身体的な特徴から

勝手にあだ名を付けられたり

小さい頃の嫌な思い出になった人達もいるでしょう。



太っている人を見たら

お相撲さんに憧れている

とは限らないし

そこを指摘をすると

怒りを買うでしょう。



背が高くいかにもどこから見てもバスケットの選手か

バレーボールの選手みたいでも
必ず競技がうまい訳じゃない。

あだ名もジャンボか馬場か

アンドレと付けられる。


見た目が生まれつきかなり怖くても
中身が怖い訳じゃ無いし

いかにも喧嘩が強そうな

横浜銀蠅みたいな見た目でも(例えが古い2)
決して強い訳じゃ無い・・・。


そんな中で最近よく見かけて思うのが

というか

勝手な偏見かも知れませんが

いかにも怖そうなVとかBとかLとかの頭文字で始まる

おっきい黒―い車に乗ると
何故自分までもが大きく偉く強くなったと勘違い
してしまうのか?



そんな人が多いように思います。


自分の小ささや、自分の臆病さを隠すように

カバーできると思っているのか

車の中にいると

急変してしまう人達がいます。


弱い犬ほどよく吠える
小さい人ほど
シークレットブーツで大きく見せたがると

良く言ったもんやなぁと。



そんな風に感じてしまうのは

自分が物凄く小さい車に乗っているから来る

卑屈な屁理屈では

ないと思いたい・・・。



本当に偉い人
強い人は
見せ掛けには頼らない

見えない心の強さ

流行りに流されない

ゆるぎない

ぶれない物が

見失わずにあるんでしょう。



そんな風に自分もありたいですねぇ。



そんな人生

これから生きて行く中で

生き甲斐と充実と健康
これがなければ
なんぼお金と時間があっても虚しいだけ

恋人や家族
支えてくれる人達
喜びを分かち合う仲間もいなければ
1人では寂しい人生



だからと言って
見た目がどんなに若くて
綺麗と呼ばれる人でも

中身と価値観が自分と合わなけりゃ
無理して付き合うのは疲れるだけ



それだけじゃなく

お互いに過ごす貴重な時間も勿体無いでしょう。


ん?



なんか話が変わってしまってますが


自分の人生の時間は後どれくらいあるのか

その時間には
一緒に居て楽しい
一緒に居て成長出来る
お互いに尊敬尊重しあえる
そんな人と過ごしたい。



そう感じる

秋の夜長ですねぇ。