アイドルファン歴45年の自分が、いかにしてご当地アイドルを立ち上げるにいたったか?

地元大分でモデルが出来そうな子を発掘してCMに起用する。 それが事務所を立ち上げたきっかけでした。 まずは応募しても来ませんからスカウトです。 たまたま某中高一貫校の学園祭DVDの制作を依頼され、毎年撮影に行ってました。 そんなある年、会場で三脚を据えた席のすぐ後ろの席に、とても中学生には見えない、一人の大人びた美少女を発見したんです。 迷わず名刺を渡し、モデルに興味があったら親御さんから連絡をもらうよう頼みました。 その数日後お父さんから電話があり、お話をさせてもらい、すぐにモデルとして所属してもらうことになりました。 所属するとすぐにCMの仕事が舞い込み、あっという間に数本のCMに出演。 大分でロケがあった映画にも、ちょっとした役で出演しました。 こうしていきなり事務所の顔となった少女でしたが、翌年の学園祭でまたまた撮影していた時、クラスの出し物で、AKB48の「言い訳Meybe」を彼女が踊ったんです。 その踊る姿を見た瞬間… 「これは大分でもアイドルいける!」とひらめきました。 そのくらい本家にも勝るとも劣らない美少女アイドルの姿がそこにあったんです。 まだ今程「ご当地アイドル」が全国的に広まって いない頃でしたが、その後、同年代の中高生の応募が徐々に増え、いけそうな5人が揃った時点で、ご当地アイドルユニットを立ち上げる事になったんです。 こうして誕生したのが、前から読んだら「SPA=温泉」後ろから読んだら「OITA=大分」。 おんせん県おおいたを全国にPRするネーミングのSPATIOだったんです。 そしてこのきっかけとなった美少女が、現在フジテレビ朝のめざましテレビでお天気お姉さんを務める「阿部華也子」なんです。