うれしがり日記

GONG

リシーヴ魂隊の関西地区総長のGONGさんのコラム。『ヤマハ携帯サイト「ケータイクリエイターズ広場(Kクリ)」にて3つのレギュラーコーナーを展開中。あらゆるジャンルに興味を持つ趣味人間。特に収集欲、物欲が強い。広く浅い知識を誇るオタクになり切れないオタク。』とご本人。楽しいコラム間違いないです。

『スポーツと漫画の関係について』


今、ワタシは大変焦っている。


なぜなら、このリシーヴコラム「うれしがり日記」の締め切りが
とうに過ぎているにもかかわらず、まだ書けていないからである。

それだけなら毎度のことなのだが、実はもうひとつ
焦っていることがある。

明日、ラジオに出演せねばならないのだ。
いや、それ自体はとても楽しみなことなのだが、実は
そこで話す内容のまとめが今もって出来ていないのである。

困った、困った・・・。

しかし!そこでワタシは閃いた!!
あまりの妙案に、ワタシは自分の才能が恐ろしくさえ思えた。

そう、

コラムの内容とラジオの内容を同じモノにすりゃあいいんじゃん!
(わはははははは)


・・・えー、というわけでですね(苦笑)

まず事情からご説明しないといけませんですね。

ワタクシ、ラジオ番組で月一レギュラーコーナーを
持たせて頂くことになりました!

奈良県のコミュニティラジオ局「FMハイホー」で、
毎週火曜日 夜6時から放送の
「徳丸新作のよろしゅうおあがり」という生放送番組です。

リシーヴ読者さんならご存知の方も多いかと思いますが、

徳丸新作さんと言えば山下忠彦さんと共に殺陣道の
活動をされている俳優さんであります。

上記の番組はウチからわりと近いところにある
サテライトスタジオから放送されていまして、
ある時番組を観に行きましたんですね。

そしたら徳丸さんが「ちょっと喋って行きませんか?」と。

で、何を喋ろうかということで、その日直前までやっていた
スポーツクラブの仕事のことを話したところ、ならば
月イチででもスポーツのコーナーを担当しませんか?
という話しになった、というわけです。

最初は自分のところのクラブの宣伝ばかりさせて
貰っていたのですが、そればかりでは面白く無いと思い、
スポーツ全般のことについて僕なりの視点で
扱ってみようと思いました。


で!今月のテーマ。 『スポーツと漫画』

世の中にスポーツ漫画ってどのくらいあるんだろうなぁ?と
ふと思い調べてみましたら、途中でイヤになるくらい
沢山出てきました。

やっぱり野球がダントツで多いですね。
で、続いてサッカー、バスケ。

漫画作品の数ってのはやっぱりそのジャンルの人気に
比例するのかな?

スポーツってのは元々それ自体がドラマなところが
ありますから、作家さんとしても作品にしやすいって
こともあるのでしょうかね。


で、なぜそんなことを考えたかと言いますとですね、

漫画がスポーツマインドに与える影響って、案外
バカに出来ないんじゃないの?

ってことを思ったわけですよ。

ある機関が種目ごとのスポーツ人口の統計を
取っているのですが、

ある時期に突然、テニスの人口が増加したという
ことがあったそうなんですね。

で、なんでだろう?って調べてみたら・・・
「テニスの王子様」という漫画がヒットした時期と
丁度重なるんだそうです。

そういや「スラムダンク」を見てバスケを始めた って
話も結構聞きますし、

空手の世界でも、現在後進の指導に当っているような
世代の方は、かなりの確率で「空手バカ一代」を読んで
いたりします。
あの正道会館の角田信朗さんもその一人ですね。

スポーツの素晴らしさを非常に良く伝えている作品と
いうのはたくさんあるなと思いました。


そして、スポーツ漫画にも変遷がありまして、
例えば野球漫画。

昔流行ったのは「巨人の星」や「侍ジャイアンツ」 これらは
人間離れした所謂「魔球」を登場させ、物語を展開させて
いました。

ところが近年は、水島新司先生の作品に代表されるように、
まるでノンフィクションのような、現実に沿ったリアリティのある
作品が主流になってきています。

そういった作品は往々にしてマニアックで、例えば野球なら
野球のルールなどを詳しく解説してくれていたり、また
細かいテクニックを深く掘り下げていたりなど、大変
「為になる」作品が多いのです。

そう言えば自分も、野球に「インフィールドフライ」という
ルールがあることを漫画から学びました。

あと、アニメ作品ですが「茄子・アンダルシアの夏」
という、自転車ロードレースを描いた作品を見ました。

それまで、レースなんだからただひたすら速く走りゃ
いいんじゃん?ぐらいの認識しか無かったのですが、

実はそうじゃなくて、色んなテクニックがあったり
駆け引きがあったり、チームプレーがあったりで

こんなにも奥が深いスポーツだったのか!と、
目からウロコでした。


こうして結果、その競技への造詣が深くなり、より
活動に力が入ったり、試合会場へ足を運ばせたりと
重要なモチベーションの元となるのです。


総合型地域スポーツクラブで仕事をするようになって、
「人はなぜスポーツをするのだろう?」ということを
ずっと考えているのですが、

この「漫画」というものの存在はかなり大きいのでは
ないかと思ったわけであります。


というわけで、みなさん漫画を読みましょう!


よし!まとまった!(笑)
明日がんばってきまーす!!