うれしがり日記

GONG

リシーヴ魂隊の関西地区総長のGONGさんのコラム。『ヤマハ携帯サイト「ケータイクリエイターズ広場(Kクリ)」にて3つのレギュラーコーナーを展開中。あらゆるジャンルに興味を持つ趣味人間。特に収集欲、物欲が強い。広く浅い知識を誇るオタクになり切れないオタク。』とご本人。楽しいコラム間違いないです。

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『禁断の果実』

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やー、もう2013年もいよいよ終わりですよ。
早いですね。

パソコン業界は歳末商戦。
ボーナス・クリスマス・お正月の浮かれ気分に乗って
売って売って売りまくらねばならない季節でございます。


ところで、

パソコンユーザーの間では長らく
「Mac派」「Windows派」というのが存在してきたのは
ご存知の方も多いかと思います。

熱烈な愛好家の方というのは、自分の支持しない派閥の
製品をなぜかボロカスにののしったりしますね。(苦笑)

で、このワタクシはと申しますと、

長らく使ってきているのはWindowsマシンです。
理由は、元々MS-DOS、いやもっとさかのぼれば
MSX-DOS(笑)から使い始めて、そのまま流れ流れて
ここまで来た、というのもありますし、

やはりシェアで言えば多数派ですから、特に仕事で使う
場合などはWindowsの方が都合がいい場面が
多かったこと。

そして何より一番大きな理由は、マシンを自作するのが
好きだったものですから、おのずと選択肢はWindows
のみということになったわけです。

では、Macには全然興味は無いのか?といいますと、

全くそんなことはございませんでして。

元来、新しいもの、未知なものへの好奇心は人一倍
持ち合わせておりますので、
「マッキントッシュなるマシンはいかなものなのか」
というのは常に思っておりました。

1台欲しい、とずっと思ってはいたのですが、何分
ビンボーなもので(そう、実はWindowsを使い続ける
理由は他に「ハードが安く手に入るから」というのも
あったのでした。(苦笑))

ようやく手に入れたのが2000年ごろでしたかね?
中古の安いパワーマックを初めて買ったのでした。

新鮮でした。同じパソコンとは思えない程の感覚の違いに
ワクワクしました。

しかしいかんせんOSが古かったのと(確かOS8とか
だったかな?)ソフト環境が弱かったために実用には
至らず、たまーに火を入れてみる程度の使い方でした。


ただやはり「アップル」というメーカーには少なからず
憧れというのはありました。

イメージとしては「我が道を行く」といいますか、
強烈な個性というものは感じていました。

前にも書いたかも知れませんが、昔、全くパソコンに
関心が無かった女友達が突然Macを買う と言い始め

「えっ?!○○ちゃんパソコン始めるん?!」と言ったら
「ううん、パソコンちゃうねん。マックが欲しいねん。」
という返事が返ってきた、なんてことがあったりしまして、

やっぱりアップルというのは独特なんだなぁ、と実感
させられたこともありました。

そんな僕が次にアップル製品に触れたのは
「iPod Shuffle」でした。

驚きはその小ささ。本当に文房具のクリップのような
サイズで、携帯音楽プレイヤーがある程度普及していた
当時にあって液晶画面ナシというのも斬新でした。

メモリ容量1Gバイト(当時)は若干不足の感もありまし
たが、それすら割り切ることが出来る程の魅力的な
製品でした。

服の襟やポケットにちょこっと挟んで使えばその重さを
全く意識することなく使えて、とても便利でした。


そのアップルがiPodに続き、iPhone、iPadと大ヒット
商品を連発することになるわけです。

特にiPadは「タブレットPC」という新ジャンルを開拓し、
他社製品にも影響を与えることになったのはこれも
ご承知のことかと思います。

そして、パソコンの世界にあった「Mac vs Windows」
という対立軸は、モバイルに舞台を移し相手を変え、
「iOS vs Android」という第2ラウンドに入ったので
ありました。

PCとモバイル、この2つの構図は実によく似ていて、
WindowsやAndroidには多くのメーカーが参入した
のに対し、アップルは他社にライセンスを与えず
完全に独自路線を貫いたのでした。

で、新しいモン好きのワタクシもすぐに飛びつくことに
なったわけですが、
スマートフォンで選択したのは「Android」でした。

これにも理由がありまして、契約していたキャリアが
当時まだiPhoneを扱っていなかったauだったことと、

「おさいふケータイ」を愛用しておりますもので(苦笑)
その機能を持たないiPhoneはどうしても
選択できなかったのでした。

で、次にタブレットも欲しいなぁ、と考えるようになります。

正しくは、電子書籍プレイヤーが安くて便利そうだなーと
思って色々調べていったのですが、

その結果「どうせ買うなら安いタブレットでも買った方がいい」
という結論に至りまして、中国製の格安(笑)タブレットを
1台買ってみました。

確かにそれなりに便利ではありました。 が・・・


さてさて、
昔から「コンピュータ ソフトなければ タダの箱」
と申しまして、

いかにハードウエアが優れていても、それを育てるのは
ソフトウエアである ということは歴史が証明しているわけで
ございますが、

iOS、Android両陣営はそれまでのPCには無かった
「アプリストア」というシステムで、セキュリティや品質を
保証しながらソフトの流通を促進するという作戦を
採用し、これが大当たりしたわけですね。

「両プラットフォーム対応」というアプリも多いのですが、
しばらく様子を見てみると、だんたんとそれぞれの
陣営向けにリリースされるアプリに特徴が現れて
きました。

特徴、といいますか、これは個人的な感想なのかも
知れませんが・・・

全体的にiOSアプリの方が、僕の目には魅力的に
映ったのでした。
単に「隣の芝生は青い」ということなのかも
知れません。しかし・・・

何といいますか、アプリの「本気度」が全然違うん
です。

例えば僕はDTMをやるので、DTMアプリに注目
していたのですが、

Android向けにリリースされるアプリは
「ほら、モバイルでもこんなことが出来ちゃうんですよ。
すごいでしょ☆」

という感じ。

対してiOS向けのアプリは、完全にPCに取って
代わろうとしている、本格的で野心的なものが
バンバン出てきているのです。

iOSアプリを使ってみたい!
その思いは日に日に募っていきました。

さらに衝撃だったのは、
ある日テレビを見ておりましたら、元カシオペアの
キーボーディスト・向谷実氏が、iPadにキーボード
アプリを立ち上げて、それを見事に「演奏」している
のを目にしたことでした。

Androidではこのようなことは不可能(少なくとも
僕のところの環境では)でした。タッチの反応が
遅すぎてとても「演奏」なんか出来ません。

ハードの性能によるものかも知れません。
また向谷氏だからこそ出来る芸当なのか?とも
思ったり、

アプリの開発環境がAndroidがJavaである
のに対しiOSはC言語である、という違いも
もしかしたらあるのかも知れませんが、

それを観た瞬間、自分で確認してみたくて
もうたまらなくなりました。


そしてついに先日、
新製品 iPad Airの発売を待って
購入致しました。

で、早速使ってみました。

・・・やっぱり違う。明らかに違う。
なぜこうもAndroidと違うのか。

それを確かめるために入手したのですが、
実際に使ってみて、その謎は逆に
深まってしまいました。

Android端末を製造販売しているメーカー
だって、そんなに技術力で劣っている
ハズはない。

なんでこんなに差が出てしまうのか。


この課題は、どうやら来年に持ち越しそうです。


亡くなったスティーブ・ジョブズ氏の言葉を読んで
みても、明らかに違うのは「思想」であることは
確かかも知れません。

アップル製品を知るということは、その思想を
理解することから始めなければならないので
しょうか。


僕はどうやら、
禁断の果実を手に入れてしまったようです。


では皆さん、よいお年を。