うれしがり日記

GONG

リシーヴ魂隊の関西地区総長のGONGさんのコラム。『ヤマハ携帯サイト「ケータイクリエイターズ広場(Kクリ)」にて3つのレギュラーコーナーを展開中。あらゆるジャンルに興味を持つ趣味人間。特に収集欲、物欲が強い。広く浅い知識を誇るオタクになり切れないオタク。』とご本人。楽しいコラム間違いないです。

『ファンクラブ』


「ファンクラブ」って入ったことあります?


これまでの経験上、この質問を投げかけて、「いくつか
入っていた」という人と「入ったことはない」という人が
だいたい半々でした。

自分はと言いますと、いっぱい入ってましたね。
ジャンルも様々でしたし。


一番最初は、声優の「三ツ矢雄二」さんでした。
当時三ツ矢さんのラジオを聞いていたりして、ハマりま
したね。

つい最近「グレーゾーン」としてプチブレイクした三ツ矢
さんですが、僕に言わせれば「三ツ矢雄二の面白さに
今頃気づくなんてのは30年遅い!」ってことになり
ます。(笑)

あと同じく声優の「日高のり子」さんのファンクラブ
にも入ってました。
どんな会員特典があったかよく覚えてないのですが。

アニメにハマっていた頃でした。
その後にはラジオ番組「アニメトピア」のファンクラブに
入っていました。限定イベントとか握手会とかあって、
結構美味しかった記憶があります。

この頃、オフシャルなものだけでなく私設のファンクラ
ブにも入っていたことがありました。
上記の三ツ矢さんのラジオ番組の私設ファンクラブで、
その名を「かまととぶりっこカンパニー」と言いました。
(笑)

これが実に楽しかった。今でいう「オフ会」のような感
じで結構頻繁にメンバーと会って遊んだり、みんなで
イベントに出かけたり。

そのラジオ番組というのが「ラジオたんぱ」(今でいう
ラジオNIKKEI)つまり短波放送でしたので、実質
全国放送でした。ですからリスナー仲間も全国に居まし
たし、世代も様々で・・・

まだインターネットの無かった時代に、思えば今と似た
ようなことを当時からやってたわけです。

つまり進歩がないと(笑)

声優さんではさらに「高橋美紀」さんのファンクラブに
入っていたのですが、ここはスゴかった!

なんとクリスマスの夜に高橋美紀さん本人から電話が
かかってくるのです!!

時間にして3分くらいだったかなぁ?そらもう舞い上が
っちゃって(笑)長かったような、あっという間だった
ような、何喋ってたかも覚えてませんけどね。

嬉しかったなぁ。

あとは声優、というよりもミュージシャンの「飯島真理」
さんのファンクラブにも入っていました。

ここは結構豪華で、毎月カセットテープが送られてきた
のです。
本人のメッセージであったり歌であったりが吹き込まれた
そのカセットテープは今も大事にとってあります。


このあとしばらくブランクがありまして、プロレス団体
「UWF」のファンクラブに入りました。

大会の優先予約があったりしてこれもまた美味しかった
ですね。

そしてUWFからの流れで格闘技団体「リングス」の
ファンクラブにも参加しました。

この頃になりますと「パソコン通信」が普及するように
なり、おのずとリンクするようになってきました。

そのおかげでリングスのファンクラブには結構深く関わ
りましたね。

ファンクラブの担当の方とも顔なじみになったりしまし
たし、選手や関係者の方々と会ったり、選手の結婚の時
に花を贈ったらお礼状が届いたりとか。

これも楽しかったですね。
この頃知り合った方とは今も続いていたりします。

漫画家さんのファンクラブなんてのにも入っていました。

「大橋薫」と「楠桂」という、なんと双子の女性漫画家
がおりまして、もちろん最初は漫画が面白くてハマって
いったのですが、

このお2人が結構な美人さんでして、2人でCDなんか
も出したりしておりました。

そんな2人のファンクラブ、会報にも本人のイラストが
入っていたりして楽しかったのですが・・・

実はこのファンクラブが大変なことになりまして(苦笑)
担当者が本人のアシスタントを務めていたという人物
だったのですが、

なんと集めた会費を持ち逃げしてしまったという(!)
まぁ〜そういうこともあるんだなぁーと思った一件でした。


そして次に入ったのが聖飢魔IIのファンクラブ、
その名も「魔人倶楽部」

このファンクラブのポイントは何と言っても会員限定ミサ
(つまりライブ)に尽きるでしょう。

普段のライブでめったにやらない曲だとか、やったこと
のないアレンジだとか、

あとは「全とっかえ」と言って、メンバー全員が担当
楽器を変更して1曲やっちゃったり。

デーモン閣下はドラムを叩いてらっしゃいましたがえらい
上手くて驚きました。


そしてつい最近、去年のこと。

馬場俊英さんのファンクラブ「BABA HEADS CLUB」に
入りました。

ずっと「ファンクラブは作らない」ことをポリシーとし
てきた馬場さんが、満を持して、と言いますかついに
ファンクラブを立ち上げたのでした。

で、1年間入ってみたのですが、思うところありまして
会員期限の更新をしませんでした。


とまぁ、そんな感じで・・・


ファンクラブを作る目的は何だろう?と考えてみると
色々考えられると思いますが、

プロモーションの一環であったり、固定客の管理であっ
たり、好意的に「日頃のご愛顧に感謝して」ということ
もあるでしょうし、それ自体が収益源となるケースも
あるでしょう。


で、自分がファンクラブに入る目的は何だったかと言えば、
ミーハー的な美味しさは実はあまり求めてなくて(本当
ですよー)

ひとつは情報収集。もうひとつは、同じ趣味・興味を
持った人たちと繋がりたい、ということがありました。

実際、その目的が十二分に達成されたこともあったし、
今ひとつだったなーと思うこともありました。


だいたい、インターネットの時代になりまして、ファン
クラブに入らなくても情報は入るし、仲間とも繋がれる
ようになったわけでして、今後自分が何かのファンクラ
ブに入ることが果たしてあるのかなー?という気はして
います。


そもそも、ですよ。自分の感覚としましては、ファンク
ラブっていうのは基本的に若い人が入るものだという
イメージがありまして、

40過ぎたおっさんがファンクラブ っていうのもどう
なんだろうなー・・・という気もしないでもないですが
(苦笑)


でもその反面、いくつになってものめり込めるものが
あるっていう事は幸せなことなのかもな。と
思ったりもするのです。


その強い想いをカタチにしたい、っていうファン心理が
「ファンクラブ」を支えているのかも知れませんね。