映画に学べ

和泉歳三

大分の映像制作・モデルタレント事務所CINEMASCOPE代表。
映像ディレクター/ご当地アイドルSPATIOプロデューサー。
「映画ヲタク歴」と「アイドルヲタク歴」は40年以上の筋金入りの「ヲタク」。
九州一のマイナー県・大分の地から全国に向けて「映画愛」「アイドル愛」配信中。

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『人生の最後に観たい映画』

第100回

2014.6.15更新

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人生の最後に観たい映画

明日死ぬとしたら、人生の最後に食べたい料理はなんですか?という設問がある。自分なら「焼肉食べ放題」だろうか。(笑)死ぬまで「肉食」でありたいものだ。

では、明日死ぬとしたら、人生の最後に観たい映画はなんだろう?と考えてみた。好きな映画は山ほどある。1本に絞るのは至難の業だ。

明日死ぬとわかっていてなお、黒澤明の「生きる」を観るか。
子どもの頃に還って「キングコング対ゴジラ」を観るか。
憧れのジェームズボンドの最高作「ロシアより愛をこめて」を観るか。
青春ミュージカル映画の金字塔「ウエストサイド物語」を観るか。
ラストシーンを自分の人生とダブらせながら「ニューシネマパラダイス」を観るか。
死の意味を考えながら「ブレードランナー」を観るか。
などなど、いろいろと思いつくが、やはり「人生最後の1本」はコレだろう。

尊敬するスタンリーキューブリックの「2001年宇宙の旅」。

人類の創世から、新人類の誕生までを見せる壮大なストーリー。
ゆったりと、淡々としたストーリー展開。
説明的なセリフを一切排除し、映像詩に徹した演出。
葬送曲とも取れるクラシック音楽の数々。
これぞまさにベートーベンの「運命」に匹敵するぐらいの、クラシック映画の名作中の名作だ。
ラストシーンは輪廻転生を思わせるし、これほど「人生最後の1本」に相応しい映画はないだろう。

映画館の暗闇の中で、たった一人でこの映画を観て、映画が終わり館内が明るくなると、ゆったりと椅子に座ったまま息を引き取っている。
そんな「人生の幕引き」が出来たら、最高に幸せな人生だったと言えるだろう。