映画に学べ

和泉歳三

大分の映像制作・モデルタレント事務所CINEMASCOPE代表。
映像ディレクター/ご当地アイドルSPATIOプロデューサー。
「映画ヲタク歴」と「アイドルヲタク歴」は40年以上の筋金入りの「ヲタク」。
九州一のマイナー県・大分の地から全国に向けて「映画愛」「アイドル愛」配信中。

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「2013年度ベスト10」

第96回

2013.12.15更新

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邦画ベスト10
1/東京家族
2/永遠の0
3/中学生円山
4/そして父になる
5/横道世之介
6/旅立ちの島唄 ~十五の春~
7/舟を編む
8/さよなら渓谷
9/風立ちぬ
10/脳男
次/凶悪

総評/今年程、期待し過ぎて期待はずれだった年はない。次回作が期待される監督
作品が目白押しだったにも関わらず、ベスト10に入ったのはクドカン監督作1本
のみ。李相白、園子音、三谷幸喜監督作品がこれでしばらく見れないと思うと残念
でしかたない。興味深いのは上位6作品が「家族の物語」だということ。特に1位
の山田洋次監督はさすが「家族映画の巨匠」。2位の山崎監督もドラマとCGの融合
をテーマに作らせたら、今日本映画界でこの人の右に出る人はいないだろう。戦争
映画ではあるが、説教臭くないところが万人にお勧め出来る。


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洋画ベスト10
1/悪の法則
2/ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日3/ゼロ・グラビティ
4/セデック・バレ
5/嘆きのピエタ
6/アルゴ
7/L.A. ギャング ストーリー
8/欲望のバージニア
9/ジャンゴ 繋がれざる者
10/10人の泥棒たち
次/ヒッチコック

総評/これは単純に好みの問題だろうが「悪が魅力的」な作品が多くなった。
ギラギラした欲望を漲らせた「悪人」にこそ、人間ドラマの醍醐味があるから
かもしれない。そんな中2位と3位は、人間の生への執着を最新のCG技術を
駆使して作られた2本が並んだ。どちらもシンプルなストーリーゆえに斬新な
映像が見るものを圧倒する。万人にお勧め出来る2作品だ。
あと特筆すべきは、4位の台湾映画と、5位10位の韓国映画。欧米映画に
決してひけをとらない、戦争超大作、問題作、痛快作だった。